[生成AI] オープンアイデアのプラットフォーム開発ログ3

オープンアイデア開発ログ
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前回の開発(開発ログ2)で、「課題」と「アイデア」この二つをベクトル化して、足し算を考えて相性を数学的に考える方針になりました

しかしタグ(評価項目)自体の抽象さゆえに散々な結果に。

開発ログ3では、抽象的なタグからどのような過程を経て、「○○であるか?」という命題方式を採用するに至ったのか、その過程をまとめます。

補足:開発ログ執筆に時間かかりすぎていまして、こっちに時間取られるのは本末転倒だろうと。後半少し雑になっています。ごめんなさい。

評価項目の改善

分析結果がわかりづらかった

課題とアイデアが2カラムで並び、例えばその中の「デスクワークによる健康状態の悪化」という課題をクリックしたとします その課題はAI(4o-mini)によって60のタグで既に評価されています(-1から1の範囲で数字をふる) そのタグと、アイデアのタグを足し合わせ、”どのアイデアがこの課題のベクトルを一番打ち消せたか”を判定します。

例えば、当時使っていた項目の一部 [ 物理性vs抽象性, 静的vs動的, 決定論的vs確率論的 ] で考えると、

[ 0.5, 1, 1 ] + [ -0.5, -0.5, -0.8 ] = [ 0, 0.5, 0.2 ]

とかですね(本当はこれを60次元分やります)。右の差分ベクトルの長さを計算し、それが一番小さいアイデアが一番課題を打ち消せた。となるわけです。

評価項目が抽象的すぎ

ユーザーにただマッチングを示すだけじゃつまらないですから、一緒に”分析結果”も提示します。ただし、先ほどの計算例で疑問に思われた方もいるかもしれません。これが問題でした。分析結果↓

「『静的vs動的』の相性:80%」

こんなふうに示されても、「静的vs動的」が抽象的すぎてわかりません また、例え具体的な項目であっても、「80%?だからなんだんだ?」となります。

ただ「似ている」をユーザーに教えても、ただそれだけだったんです。「似ている」を教えることには、実は大した価値はなくて、ハッとする気づき、新しい視点をもたらすにはまだ改良が必要ということがアプリを作ってみて初めてわかりました。

ジャンルに関係ない評価項目

問題はそれだけじゃなくて、ITに関する話をしてgeminiに初期案を作らせたせいで、他のジャンルの課題やアイデアを評価することが全く想定されていませんでした なので「実装難易度(IT)」を農業の課題でも評価させる仕様になっていたんです

解決すべき問題

まとめると、私はこれからのアプリ制作にあたって、以下の問題を解決する必要がありました

  1. タグの抽象さがもたらす分析の意味不明さ
  2. 「似ている」しかわからない分析結果
  3. ジャンルに関係ないタグの存在

「命題方式 + 関連度」へタグを転換

結論から書くと、問題2は解決できませんでしたが、問題1と2を、「タグの問い方」と「評価方法」の2点でもって解決しました

「タグの問い方」

”質問形式なタグ” をやめて、”命題方式なタグ”にしました。 「これは動的か?静的か?」ではなく、「これは動的である」のようにです。 ※動的=ポータブル

動的である。静的である。お金に関係する。子供に関係する。etc… こうすることで、今までばらばらだった質問形式を統一できます タグ数は60弱から220まで増えました(汗

「評価方法」

これらを、「関連度」で評価するようにしました お金にすごく関連してたら1、あまり関連してないなら0.5、全く関係してなかったら0など こうすることで、IT、事務、はては子供の疑問まで、あらゆるジャンルの課題・アイデアに対応することが可能になります 農業なら、無関係のITの実装難易度のタグで”無関係(0)”とすれば全部解決です

ベクトル演算方法の改変

タグ数220のうち、110が課題・アイデア双方に問う共通部分です 「子供に関連する」「低所得層に関連する」「住居・居場所に関連する」など

残りの55項目がそれぞれ課題とアイデア専用となっていて、それぞれ「お金・資金が不足している」「お金・資金の問題を解決する」と対応しています。

これで改めて、課題、アイデアをAIになげて220項目で評価し、ベクトル化することができます。

課題ベクトル – アイデアベクトル = 差分ベクトル

差分ベクトルの長さを計算し、小さいほうが相性がいいと判定します 以前(開発ログ2)ではベクトル和でした。(-1から1の評価だった) 今回はベクトルの差をとるようになったのが大きな変更点ですね

まとめ

今回はタグに関する様々な問題解決のため、タグの仕様を大幅に変更しました

これで、やっと掲げているテーマ、オープンアイデアらしい、ありとあらゆる意見に対応するプラットフォームに近づいたのではないでしょうか

この調子で開発を進めていきます 次回はロジックよりかは、倫理的な問題について 「オープンアイデアの意義」と「マネタイズ方法の衝突」について書いていきます